磐梯山への登山ルート猪苗代登山口のご案内

磐梯山登山からの猪苗代湖
日本百名山の磐梯山への登山は、王道ルートである磐梯朝日国立公園内に位置する猪苗代登山口からの登山をオススメします。
日本国内で4番目に広い湖である猪苗代湖(別名:天鏡湖(てんきょうこ))を眼下に臨みつつ、途中高山植物が生い茂る沼ノ平(磐梯山、赤埴山、櫛ヶ峰に囲まれた湿原)を経由し散策を楽しめるのは、猪苗代登山口からの登山のみで堪能できる景観です。

登山者向け夏季リフト(上り下りの乗車可能)

夏季登山リフトは2023年10月29日をもちまして2023年の営業を終了致しました。
夏季登山リフトバナー

夏季登山リフトを利用する事により、標高1,100mまで約20分、リフト降り場から約2時間で山頂まで登山をお楽しみ頂く事ができます。上りも下りもリフトにご乗車いただけますので、登山初心者の方にもオススメです。

営業期間 :2023年7月15日(土)から2023年10月29日(日)までの土日祝日
団体の方は、営業外の日も稼動対応について相談可能です。ご相談下さい。
※2023年7月22日(土)から2023年8月31日(木)は毎日運行致します。
※悪天候等により営業の中止及び営業時間が変更になる場合がございます。
営業場所 :絶景・猪苗代スキー場 ベースエリア 第1クワッド及びスカイエリア 第6ペア
営業時間 :ベース第1クワッド 7:30から14:30
      スカイ第6ペア   7:30から14:10

※営業内容が予告なく変更になる場合がございます。ご来場前に再度ご確認くださいますようお願い申し上げます。
※登山標準所要時間については、あくまで目安であり、個人差があります。
※ご自身の体力と経験に応じた無理のない計画を立て、ルートや天候などに応じて十分な装備と携行品を準備して下さい。

夏季登山リフトマップ

夏季リフト料金(片道)

料金区分 リフト1回乗車料金 リフト乗り継ぎ(2回乗車)料金
大人(中学生以上) 800円(税込) 1,600円(税込)
小人(小学生) 600円(税込) 1,200円(税込)
未就学児(4歳から小学生未満)
大人1名に対し1名
300円(税込) 600円(税込)
ペット(ケージ及びペット1匹につき
大人1名の同乗必須)
600円(税込) 1,200円(税込)
  • ※ケージのサイズは「幅・奥行・高さ」それぞれ60cm以内のリフトの椅子に安全に収まるものとさせて頂きます。
  • ※ペットの状態、ケージの状況その他係員の判断により、サイズ内でもお断りする場合がございます。

磐梯山三山(磐梯山、赤埴山、櫛ヶ峰)に囲まれた沼の平の高山植物

磐梯山沼の平
磐梯山、赤埴山、櫛ヶ峰に囲まれた沼ノ平
ミヤマアズマギク
高山植物:ミヤマアズマギク
ハクサンチドリ
高山植物:ハクサンチドリ
ミヤマキンバイ
高山植物:ミヤマキンバイ
また、マイカーでも電車でも、磐梯山の他の登山口に比べてアクセスが良く、駐車可能台数も2,000台まで駐車可能です。キャンピングカーをお持ちの登山者の方には、車中泊専用のRVパークもオススメです。
下山後には、日帰り温泉施設(ヴィラ・イナワシロ 入浴料(税込):大人 700円(中学生以上)、こども500 円 営業(入浴)時間:6:00~9:00、14:00~16:00、21:00~23:30)で気持ち良く汗を流して頂けるのは猪苗代登山口だけです。

猪苗代登山口登山ルート

大きな地図で表示 ←他の登山口からのルートも確認頂けます。

磐梯山登山各コースの概要

登山口 登山口概要 アクセス 駐車場台数
猪苗代登山口 猪苗代湖を眼下に臨み高山植物が目を楽しませてくれる磐梯山登山の王道ルート <車>東北自動車道猪苗代磐梯高原ICまたは国道115号線、県道7号線から絶景・猪苗代スキー場を目指す。絶景・猪苗代スキー場の駐車場を使用。
<タクシー>JR猪苗代駅から絶景・猪苗代スキー場は約1,500円(3.5km)。
2,000台
裏磐梯登山口 表とは違った荒々しい磐梯山の噴火壁を見ながら登れるルート <バス>JR猪苗代駅から裏磐梯高原駅行きに乗車、終点で下車。裏磐梯スキー場まで徒歩60分。
<車>国道459号線で桧原湖を目指し、磐梯山ゴールドライン入り口手前を左折(看板あり)、裏磐梯スキー場駐車場まで入る。
500台
渋谷登山口 うっそうとした樹林帯をいく、森林浴に最適なルート <バス>JR猪苗代駅から裏磐梯高原駅行きに乗車し、「国際スキー場入口」で下車。磐梯山渋谷登山口の標識がある。坂道を進むとスキー場に着く。スキー場の中を通る管理道から林道に入り、登山道へと進む。
<車>スキー場の駐車場を使用。
少ない※混雑注意
川上登山口 壮厳な樹林帯をぬけると現れる、荒々しい噴火口。高くそびえる秀峰を一気に登るルート <バス>JR猪苗代駅から裏磐梯高原駅行きに乗車し、「川上温泉」で下車。500mほど裏磐梯方面へ進むと登山口の標識がある。
<車>国道459号線沿いの山の駅食堂が目標物。川上登山口標識前に駐車可。
少ない※混雑注意
翁島登山口 急勾配のガレ場を一気に登っていく、体力に自信のある人向けのルート 翁島登山口までの路線バスは運行されていないので、車かタクシー利用となる。
<車>県道7号線から、昭和の森を目指す。翁島登山口前に駐車可。
70台
八方台登山口 山頂まで高低差が少なく比較的初心者にも登りやすいルート(一方で変化と景観に乏しい) 八方台登山口までの路線バスは運行されていないので、車かタクシー利用となる。
<タクシー>JR猪苗代駅から八方台は約8,000円(26.5km)、JR磐梯町駅(磐越西線)から八方台約4,500円(15km)
50台※混雑注意
※下記の区域については、携帯電話が繋がりにくい又は繋がらない場合があります。
  • 沼の平の一部
  • 八方台登山口(登山口から弘法清水手前)
  • 渋谷登山口(ばんだい×2から沼ノ平)
  • 裏磐梯登山口(銅沼付近から弘法清水手前)

各登山コースの標準所要時間

登山コース 上り 下り
猪苗代登山口 約2時間(リフト利用)
約3時間30分(リフト未利用)
約1時間40分(リフト利用)
約2時間30分(リフト未利用)
裏磐梯登山口(中ノ湯経由) 約3時間50分 約3時間
渋谷登山口 約3時間40分 約2時間50分
川上登山口 約4時間 約2時間50分
翁島登山口 約3時間30分 約2時間30分
八方台登山口 約2時間15分 約1時間40分
※登山標準所要時間については、あくまで目安であり、個人差があります。
※ご自身の体力と経験に応じた無理のない計画を立て、ルートや天候などに応じて十分な装備と携行品を準備して下さい。

磐梯山とは

磐梯山登山頂上イメージ
磐梯山(ばんだいさん)は、福島県の猪苗代町(いなわしろまち)、磐梯町(ばんだいまち)、北塩原村(きたしおばらむら)にまたがる標高1,816mの活火山です。6つの登山口(猪苗代登山口、裏磐梯登山口、渋谷登山口、川上登山口、八方台登山口、翁島登山口)があり、別名、会津富士、会津磐梯山と呼ばれ、2011年には日本ジオパークに認定されており、東北福島県のシンボルの一つとされています。磐梯山には磐梯山(1,816m)、赤埴山(1,430m)、櫛ヶ峰(1,636m)と3つのピークがあり、この3つを総称して磐梯山と呼びます。また、磐梯山の麓は南が表磐梯、北が裏磐梯と呼ばれています。

磐梯山憲章

磐梯山登山からの銅沼
磐梯山は、その美しく雄大な姿から「天に掛かる岩の梯子」を意味する「いわはしやま」と呼ばれ、古くから山岳信仰の対象とされてきました。万葉集には「会津嶺」と詠われ、別名「会津富士」とも呼ばれております。その雄大さ、気高さにより、「慧日寺」に代表される会津の仏教文化の発祥の山として、広く会津の人々から崇められ、心のよりどころとされた霊峰です。
磐梯山は、1888年(明治21年)の大噴火の「岩なだれ」により、四百七十余名の犠牲者を出しました。一方、この噴火により、「五色沼」をはじめとする多くの湖沼群が創生され、多様な生き物を育て、併せて美しい景観が人々を魅了し、また、その学術的価値も高く評価されております。
磐梯山は、わたしたちにとって、美しい景観とともに豊富な水資源や温泉などの恵みをもたらしています。先人は、この恵みに感謝するとともにこれを活かして、温もりと潤いに満ちた生活と文化をはぐくんできました。しかし、今、磐梯山の自然環境は、人々の生活様式の変化や余暇利用の多様化などにより様々な影響を受けています。人の手によって失われたその貴重な自然を復元するためには、長い年月が必要となります。
磐梯山は、自然、景観、歴史、文化のどれをとってもすばらしい「宝の山」です。未来へ引き継ぐべき貴重な財産です。わたしたちは、この宝を後世に伝えるために磐梯山の自然、景観、歴史、文化への誇りを持ち、自然保護と火山防災に努め、一人一人が自ら考え行動し、磐梯山と人との共生を目指します。今こそわたしたちは、磐梯山を愛する思いを結集し、力を合わせてその保全と適正な利用に取り組み、「磐梯山は、地域住民にとって財産であり、宝の山である。」と宣言します。そして、磐梯山に畏敬の念と誇りを持ち、後世に引き継いでいくことを決意し、猪苗代町・磐梯町・北塩原村は、ここに「磐梯山憲章」を定めます。
一 磐梯山の自然、歴史、文化を学び、よく知ろう。
一 磐梯山の恵みに感謝し、活かし、人との共生を図ろう。
一 磐梯山の自然環境を守り、適正な利用に努めよう。
一 磐梯山に畏敬の念と誇りを持ち、後世に継承しよう。
一 磐梯山のために、一人一人が自ら考え行動しよう。
平成 22 年 9 月 21 日

磐梯山登山心得

磐梯山登山者
  • 登山道にはトイレはありません。携帯トイレをご利用ください。
  • 軽装での登山や無計画な山行を慎みましょう。
  • 地図や磁石を携行し、ルートを確認しながら歩くようにしましょう。
  • 悪天候や道に迷ったときは、勇気をもって引き返しましょう。
  • 快適な登山を皆さんで楽しむため、ゴミは全て持ち帰りましょう。
  • 動植物愛護のため、登山道以外に立ち入ったり、草木を採取することは厳禁します。
  • 不慮の事故に備え、必ず登山者カードに記入してください。
【注意事項】
  • 登山中に警報サイレンが聞こえたら、周辺の安全を確認の上、速やかに下山してください。
  • 火山性ガスが発生しているところには近づかないでください。
  • クマの出没等に注意し、クマ鈴等を携行してください。

磐梯朝日国立公園

磐梯朝日国立公園(ばんだいあさひこくりつこうえん)は、福島、山形、新潟の三県にまたがり、出羽三山、朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰、磐梯山、猪苗代湖までの広大な範囲に及び、陸域では日本で2番目に大きな国立公園です。
公園区域が広大な範囲に及ぶため、初心者から上級者まで楽しめる様々な山がありスキー、登山、温泉浴など幅広い楽しみ方ができます。また、首都圏からのアクセスも良くレクリエーション地として多くの人が訪れています。

アクセス

磐梯山への登山口(猪苗代)のアクセス

カーナビに目的地(施設)をご登録される場合は「猪苗代スキー場」とご入力ください。
カーナビに目的地(住所)をご登録される場合は「福島県猪苗代町葉山7105」とご入力ください。
磐梯山への登山口(猪苗代)へのアクセス詳細はこちらよりご確認下さい。

写真提供:bluesky.rash.jp

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